パーティの育成方針 その2

転職はどうする?
ダーマ神殿の騒動を解決すると、転職を行えるようになります。
転職のポイントは、以下の通り。

・他の職業に転職すると、レベル1からやり直し。
・転職にレベル等の条件はなく、いつでも可能。
・一度鍛えた職業に再び転職した場合、その職業で鍛えたレベルから再出発できる。
(レベル30まで上げた職業に再就職したら、レベル30から再スタートできる)
・呪文は職業固有のものなので、転職したら使えなくなってしまう。
・スキルで覚えた特技や能力値は、転職後にも使える。
・貯めたスキルポイントは、転職後の職業にも使用可能。

…となっています。
これまでのドラクエシリーズのどの転職システムとも違うのでややこしいですが、わかってしまえば簡単です。
スキルの振り分けさえ間違えなければ、「しまった、転職しなければよかった!」という事態はほとんどありません。
試しに転職してみて、気に入らなかったら、元の職業に戻せばいいだけです。
気軽に転職して、システムを理解してしまいましょう。
(現実世界では、こうは行きませんが)

また、レベル1に戻ってしまうので、一度に転職するのは、パーティーのうち、1人に止めましょう。
戦闘が苦しくなります。

さて、上記の通り、転職後も生かせるのは、スキルのみです。
つまり、転職の極意はスキルにあります。
スキルの習得のポイントは既に書いたので、そちらを参考にしていただくとして、ここでは転職のやりくりについて述べたいと思います。

まず、転職してスキルポイントを集めて、有効な職業のスキルに全てつぎ込む…というのが基本になります。
レベルの低い職業なら、すぐにレベルが上がって、ガンガンスキルポイントが貯まります。
全ての職業で、少しずつレベルを上げていけば、序盤にスキルMAXまで上げることも可能です。

ただし、平均的に全ての職業を上げていくと、レベルが低いままになるので、能力値が中途半端になります。
強力な呪文を覚えるのにも時間がかかるので、どうしても中盤の進行に支障が出ます。

では、転職などせずに、ひとつの職業だけを集中してあげた方がよいのかというと、そうでもありません。
中盤はさくさく進むのですが、後半になるとスキルによる付加価値がないぶん、火力不足に陥ります。
後から転職してレベル1からやり直すのが億劫で、行き詰まっている人を何人か知っています。

そこで提案したいのが、「本命集中、時々浮気型」です。
(すいません、自分でもネーミングセンスの無さに泣けます)

最初に、パーティー4人のベスト職業を決めてしまいます。
通常であれば、戦士タイプ2人、魔法タイプ2人ですね。
例を挙げれば、バトルマスター、レンジャー、僧侶、魔法使いのようなパターンでしょうか。
それぞれに一番専門の職業をひとつ決めて、レベルを上げるようにします。

パーティーのうち、3人は、このベスト職業に就いている状態を維持です。
そして、1人だけ適当な職業に転職して、スキル集めをします。
適当な職業が簡単に上がらないレベルに到達したら、元のベスト職業に戻して、他の仲間をスキル集めキャラに交代…というサイクルを作るのです。

スキル集め用の職業も、ベスト職業に似た職種(バトルマスターなら、戦士や武闘家など)を選べば、パーティーのバランスも崩れにくいはずです。

これなら、ストーリーの進行も妨げず、パーティーを効率よく鍛えられます。
手強いボスにぶつかったら、その時だけ全員をベスト職業に戻せば、全力で戦うことが出来るでしょう。

上級職について
最初から選択可能な6種類の職業の他に、上級職と呼ばれる6種類の職業が存在します。
特定のクエストをクリアすることで、転職が可能になります。

一度クエストをこなせば、誰でもいつでもその職業に転職できるようになるので、該当するクエストを見つけたら、最優先でクリアしましょう。
転職が可能になった直後のダーマ神殿に、魔法戦士とバトルマスターのクエストが存在します。
その他の上級職は、物語を進行させていく途中途中に登場します。
見落とさないように注意しましょう。

さて、上級職とはいうものの、基本職よりも圧倒的に強いわけではありません。
たとえば魔法戦士ですが、使える呪文は補助系だけだったりします。
(全体の能力値は優秀なのですが)

魔法使いや僧侶の代わりになるのは、上級職でも賢者だけです。
しかし、賢者が登場するのは本編ラスト直前です。
魔法タイプの転職は、最期まで苦労します。

上級職という名前に惑わされずに、よくその職業の特製を見極めてください。
早い段階から、全員を上級職にしてしまうと、バランスの悪いパーティーになってしまうかもしれません。